第2日目 思いがけず「OCEAINSIDE LINER*1」な感じ

gotoken2005-04-30

さてさて普段「早起き」などというものには全く無縁の私だが、この日ばかりは眠い目をこすり、何とか起き上がりった。先日のブログにもあったとおり、渥美半島から対岸の三重県鳥羽市までフェリーで行くためです。そもそも今回はかなり杜撰な旅行計画のため、初日からかなりの強行軍である。*1
何とか家から1時間ばかり車を転がし、渥美半島は先端の伊良湖に到着し、ぎりぎり始発の8時初のフェリーに乗り込むことが出来た。*2これに乗ることで名古屋から回っていくことを考えると三,四時間の節約になる。
約55分の船旅。早起きの報いでと〜ぜん爆睡することに。。。眠りに引きずられながら、途切れ行く意識の中で、「今回は熊野なんて山に行くのに、どーも海がついてまわるなー。*3
というのも鳥羽から国道42号線を、海岸線に沿ってひたすら南下し*4紀伊長島、尾鷲*5、熊野市などを経由して本宮町*6に入り、宿のある龍神村*7に向かう予定。しかし航続距離にしておよそ300kmの道のり・・・・つか予定間違えた。ほとんど移動だけで今日はおわってしまう!!
しかし運転しているとそんなことはどーでも良くなる。とにかく自然が素晴らしい。山は手付かずの自然が広大な紀伊半島を覆い、海は日本とは思えないほどの奇麗さ。そりゃー世界遺産になるわなっ!*8そんな空間の中で車を飛ばすそれだけでも楽しくて仕方がない。とくに横に続く美しい海はアメリカ西海岸のカラッとして楽しげな雰囲気に似ている。そんな中で気づく。そう紀伊半島は「夏」がお勧めなのではないかと。勿論今の新緑のシーズンも悪くはないが、海でも山でも遊ぶことが出来るのなら是非もう一度、夏に来てみたいものだ。きっと楽しいに違いない!!
しかしそんなこんなで呑気に走っているともう午後2時で熊野市のあたり。*9本来なら海沿いを走り新宮市*10まで南下してそこから本宮と龍神に向かうところだが仕方がないので熊野市から山に入って本宮を目指す。*11しかしこの近道がもう大変。国道なのに車線が一車線の片側通行で車が何とか通り抜けられるくらいの道でとにかく地元民しか走っていなさそうな道。しかもカーブが多い山道だから何時対向車がやってくるか分からずかなり緊張したドライブが続く。
結局、龍神に到着したのは午後六時くらい。とにかく疲れて温泉*12にいき、みっちり汗を流して、近所の定食屋*13ヤマメの塩焼き定食*14を食べて気絶するように眠りについた。グゥー。。

*1:計画って大事だな〜。しみじみ。

*2:ちなみに料金は往復券を購入しおよそ1万円弱で運転者も含まれます。

*3:そりゃそうだ。海路で向かっているんだから。。。

*4:三重県に存在する熊野古道はこの国道とほとんど平行して存在している。実際、紀伊長島以南では国道の至るところに熊野古道入り口の看板が・・・

*5:日本で最も降水量の多い町だったような。

*6:熊野信仰の中心地で熊野本宮大社のあるところ

*7:ここは役小角の生まれた土地で修験道のメッカ。しかも南北朝時代でも南朝史に登場する日本史の裏に関わる土地らしい。ちなみに「帝都物語」に出てくる加藤保憲もここの出身という設定。かなりディープな土地です。だたふつーに日本三大美人湯の一つとしても有名らしい。

*8:いいかげんな発言。

*9:宿までまだ100km以上ある。

*10:熊野三山の一つ速玉大社のあるところ。

*11:近道をしたってことですね。

*12:民宿素泊まりなので、公共の外湯

*13:午後七時には看板でした。恐るべし

*14:美味♪