崇拝

ここのところ、なぜかスマパンばかり聴いています。
中でも特に

Adore

Adore

が昔から好きですね。
このアルバムは、スマパンが方向転換し、かつ解散に向かうきっかけとなった作品。
彼らは
メロンコリーそして終りのない悲しみ

メロンコリーそして終りのない悲しみ

で絶頂期を迎えた。荒々しい爆音ロックとして。
しかしドラマーの麻薬常習による逮捕および解雇。またリーダーのビリー・コーガンを襲った様々な悲しい出来事の数々。これによって「Adore」の作風は、荒々しくも内省的な作風*1となり、当時のリスナーの期待を裏切り、酷評されさっぱり売れなかった。でも最近HMVのCDを読むと結構評価されているようだ。
Adore : Smashing Pumpkins | HMV&BOOKS online - 45879
ずーっとこのアルバムが好きだったものとしては、とても嬉しい。
スマパンのバンドとしての文脈の中では、酷評されたアルバムだけど、きちんと単独のアルバムとして聴いたときの「美しさ」が漸く認められた気がするので。
中でもM-2「Ava Adore」が鳥肌が立つほどのカッコよさ。音楽を聴いてゾクゾクすることをこの曲ではじめて知った。*2

*1:リズムトラックも生ドラムから打ち込みへの転換

*2:当時のPVも死ぬほどカッコよかったなー。