ずーずーしーだろっ!!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000048-kyodo-int*1
なーんて、記事を読んだのだが、ちょっとどうかと思う。
そもそも、ユダヤ人を迫害していたのは、君達、ヨーロッパ人でしょ?
一方、オスマン帝国治下のパレスティナでは、ユダヤ人は結構、平和に暮らしていたそうな。。。でもその平和な関係を崩し、血みどろの歴史を開いたのはヨーロッパ人だ。本来、友人であるべき、ユダヤ人とアラブ人の対立に向かわせたのだ。それは連綿と続くユダヤ人迫害の歴史とその頂点としてのナチス=ドイツ。その中からヨーロッパ人はユダヤ人に対する恐怖とそれを抹殺しようとする自らの狂気を見たのだろう。それでイスラエル建国がなったとも言える。しかしここには何百年も住み着いたアラブ人がいる。それは単に彼らにユダヤ人を押し付けただけなのではないか?
人間の叡智のひとつには「対話」がある。これによりそれぞれの立場を理解しあうことが出来る。しかしそれには「共通の基盤」というものが存在する。それは限界だ。だからヨーロッパ人の「対話」という言葉は、底が浅い。哲学者J=ハーバーマス先生も「対話の基盤を持たない相手との対話」というところまで話を展開できなかったのだ。
まだまだ人間は「神様」なんかにはなれない。

*1:このニュースは米国の動きを追ったものだが、EUハマス政権には否定的だそうだ。