最近は村上春樹なんぞを・・・

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

これデビュー作ですね。
青春の夏の終わりって感じの作品ですね。
そう青臭いあの頃の夏は帰ってこない。
でも「僕」は日常を生きている。
そんな感じな話かな?
あとは村上春樹の小説家としての所信表明。
みなが指摘することだけれど、この人の文体は、カラッと乾いていますね。ホントにカルフォルニアの空気のようなイメージでは?ちっともジメジメしていない。結構ジメジメしたことを書いているんだけれど、妙に悲壮感もない。