俺様的2005年Top25 9-6

第9位「Moving On」

Sweet Revenge

Sweet Revenge

坂本龍一「聴きやすいアルバム第1弾!」です。今の「癒し系」の魁(さきがけ)かもね。
この曲は女の子が家出をする歌。その彼女がママへの手紙を家出先から綴ったような歌詞。昔、「涙の乗車券」(Beatlesのね)から「女の子の家出」歌が始まったって聴いたことがある。つまりもう30年も40年も、女の子達は家出をし続けているのである。それが「New rules, but similar game」であったとしても。

I've got a train to catch and I can't be late.
I'm on my way to another state of mine.
I'm leaving this one behind.

今日も、女の子達は、家を出る。
何が彼女達をそんなに急き立てるのだろうか?
第8位「Glory Box」

dummy

dummy

Give me a reason to love you.
Give me a reason to be ee, a woman.
I just wanna be a woman.

第7位「THE LOVE PARADE」

THE FIRST QUESTION AWARD

THE FIRST QUESTION AWARD

これはかつてのヒッピー世代の子供達、クラブキッズのテーマ曲みたいに聴いています。民俗学で「ハレ、ケ」と言う概念がある。どちらも繰り返す日常を断絶し、リセットする機能の持つ。「パレード」とは華やかな祝祭の「ハレ」の日である。*1しかしそれが終わると何か物悲しくなり、さらにそれすらも忘れて、日常にみんな戻っていくのである。クラブキッズ達は踊りつかれ、早朝のまだ誰もいない静かな街から家に帰っていくのである。
第6位「午前3時のオプ」
カメラ・トーク

カメラ・トーク

花束をかきむしる 世界は僕のものなのに

17歳くらいの時って、なにやら、こんな歌詞がしっくり来る気がします。子供から大人への変わり目で、色々な事が見えたり、出来るようになったり。でもそのために気づきたくなかった事に直面しなければならなくなったり。世界が広がることで、世界の限界を知らなければならなくなり少年は動揺する。「子供の頃に思っていたことと違うぞ」って。そんな面倒な少年の心が、この歌の歌詞の中から垣間見えるような気がする。

*1:ちなみに「ケ」とは「ケガレ」の事。お葬式とかですね。