夏の終わりに

すっかり晩夏というような風情に変わってきました。今日は天気が良かったのですが、高い位置に大きな雲で、日差しもつい2週間前と比べてやさしくなってきました。もう夏も終わりなのですね。そんな時に思い出す曲としては

K.ODA

K.ODA

に収録されている「空が高すぎる」です。

空が高すぎる

 空が高すぎる ただそれだけで
 言葉を失くして 立ちつくした日々

 誰もがみんな 輝いていた
 それぞれの笑顔で それぞれの涙で

 僕等はいつでも 同じ夢を見てた
 やがてここには もう誰もいなくなる

 今通り過ぎた あの青い風が
 心をあのころへ 運んでゆく

 僕等はいつでも 同じ夢を見てた
 やがてここには もう誰もいなくなる

 懐かしい人を こわれた約束を
 哀しい愛を 心にきざんで

 あれはただ僕等が 若すぎただけ
 やがてここには もう誰もいなくなる

 もう誰もいなくなる

 (小田和正 詞/曲 1986年 ALBUM K.ODA 収録)

このアルバムは小田さんの初めてのソロアルバム。はじめて聞いてから15年以上たちますが、彼のアルバムの中でも非常に好きなもののひとつで、他の曲もかなり好きです。その中でも「空が高すぎる」は真夏の喧騒を抜け、終わろうとする夏の情景と「僕」の心が合わさって大きな寂寥感を呼び起こすのです。
ああ、夏が終わるなって!