最近の男子ボーカルも、結構やるじゃんっ!

久しく、日本の男ボーカルのCDってあんまり買ってないな〜。
このデジタル音楽のご時世にも関わらず、未だに1ヶ月に10枚近く「バカ買い」する私ですが、↑のような状況がここ何年も続いています。(まあ昔から買ってるのは別にして、最近の男子のヤツって意味ですが。)
ここ何年かは邦盤を買う際にはほとんどが女性ボーカルで、いいなーと思うのは、例えば原田知世椎名林檎Paris Matchの水野マリ、organs cafeの加藤沙果菜やEgo-Wrappin'のよっちゃんなどの女性ボーカルがほとんどでした。(しいて言えば、yes, mama ok?の金剛地武志氏は好きなのですが、どちらかというと本業の歌手というより、役者もしくは芸人としての方が比重が高いです。心の中で。)
なぜか?
多分、彼女たちから伝わる「思いっきり自分の好きなことをしています感」つまり「音楽楽しいです感」みたいなものが、最近の男子から伝わって来なかったんだよね〜と思うわけだからです。これまでだって勿論そうゆう感じを「表現」していた人はいます。細野晴臣コーネリアスなど。。。。(もっとたくさんそうゆう人々がいるといいのにと思うわけです。)
でも、

animation BECK soundtrack “BECK”

animation BECK soundtrack “BECK”

を買って見直しました。「いいじゃんっ!男子!!」
もともと原作が好きで立ち読みをしていたのですが、アニメになったと聞いて後からDVDを借りたのが縁でこのサントラを買ってみました。この話は、バンド成功物語というテーマです。しかも聞いたところによれば、ロック漫画は成功しないというジンクスが在ったらしいのですが、この作品がそれを覆したということです。いやーそりゃそうだろー。なんつっても面白いもん!キャラに感情移入も出来るし絵も上手いし。そんなわけでサントラも買ってみました。
このアニメはBEAT CRUSADERSというバンドのヒダカトオルが監修しているとのことで、提供されている楽曲はおそらく彼の周辺から集めれらたもののようです。(勿論、作中では声とボーカルの担当を分けているし、あえて原作に登場する曲名を使わなかったことも成功していると思います。だって原作から好きな人には、イメージがあるもんね。)
集められた楽曲は、なかなか魂こもっています。そう楽しそうに「どロック」しているんです。趣味の問題もあると思いますが、本人たちが楽しそうに本気でやっている感が伝わる楽曲というのは、聴いている方も動かされてくるもんですな。単純に聴いていて楽しいっ!グッと来る、「そうそうこういうのが聴きたかったんだよねー。」という感じに陥ります。
でも残念ながらサントラなので幕の内弁当みたいに少しづつしか美味しいところは入っていないのです。なのでちゃんとそれぞれのCDを買おうと、すっかり予約を入れてしまった駄目人間な私です。(新譜の出るBEAT CRUSADERS10-feetを予約入れてみました。)
ちなみにこのサントラの中で好きな曲は、
M-16「My World Down」:泣いたギターから入るカッコよい曲です。
M-20「Slip Out(LITTLE MORE THAN BEFORE)」:これは詩が気に入っています。
M-21「MOON ON THE WATER」:きれいな曲です。
「こんなの昔から知っているよっ!」なーんて云われちゃうかも知れませんが、自分的には新鮮な発見だったりするわけです。そうっ!常に全てを知ることはできないのだっ!!(言い訳。)